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標識調査を教育現場に取り入れることに関して
2006年 06月 20日
久しぶりに、標識調査のことについて書いてみようと思います。 前に書いたこととだぶっていることもありますが、 標識調査を教育現場に取り入れることに関してです。 私はだいぶ前に、標識調査を1度見学をさせていただいたことがあります。 1度ですので、すべての標識調査を知っているわけではありませんし、 すべての標識調査が私が見学したやり方とは同じではないかもしれません。 その標識調査では、子供たちの見学がありました。 十数人でしたでしょうか。 バンダーの方が袋から野鳥を出したと同時に突然、 半数くらいの子供たちだったでしょうか、 いきなり「触りたい!触りたい!」と、手を伸ばしました。 バンダーの方は、「近づかないで!近づかないで!触るためにつかまえたんじゃないよ。」と 注意されていました。 強く印象に残ったことは、子供たちって何の迷いもなく触りたい!と 思うものなのですね。非常にびっくりしました。 この子たちは何度か見学をしていたのでしょうか。 また、触らせてもらったことがあるのでしょうか。 私が見学した標識調査では、子供たちが野鳥に触ることは1度もありませんでした。 しかし、現実には多くの子供たちが触らせてもらっているようですね。 子供たちに野鳥を愛する気持ちを持ってもらうのには 触らせないといけませんか? 野鳥をなでてやることが愛情だと勘違いはしないでしょうか? 家で育てた飼い犬は なでてもらって喜ぶかもしれません。 果たして、物言えぬ野鳥は触られて愛情を感じているのでしょうか? 現実には、見学の際、バンダーの方は「ほら、こんないいやがっているね。」と 子供たちに教えていました。 私はただ、見つめることしかできず、 その子供たちに見学をさせる目的は何だったのか、 質問はできませんでした。 MAKI のくちばしトーク MAKIさんのブログが更新されました。 「●環境教育でのバンディング」を読んで、私も全くその通りだと思いました。 そのMAKIさんあてに「鳥がカスミ網にかかっている写真の削除願い」が あったそうで削除されたそうですが、 写真は、デフォルメできる絵ではありません。 写真に撮られた画像はまぎれもなく「事実」だと思います。 しかしその、「人に不快な感じや、鳥に必要以上に負担をかけている印象を 与えてしまいかねない現場」といわれ、削除要請がきた写真ですが、 では、なぜそのような現場を子供たちには見学させるのでしょうか? 標識調査は「自然」ではありませんから、「自然」とのふれあいではありませんね。 それでは、バンダー育成の目的なのでしょうか。 それでは、見学した子供たちに聞いてみたいです。 バンダーになりたいと思いましたか?・・と。その理由もです。 保護を目的とした調査を通り越して バンダーは野鳥に触れる・・野鳥に触れるバンダーになりたい・・という動機に なってしまう危険性もあると思うのですがいかがでしょう。 母親個人の意見としては、私は自分の子供に標識調査を見学させたくはありません。 加えて言うなら、まだ改善されていかなくてはいけない点がある標識調査を 教育現場に取り入れることは反対です。 バンダーになってほしくはないからではありません。 子供たちにはありのままの自然、野鳥を感じてほしいからです。 自然とのふれあいや、命のたいせつさの教え方に、 別の方法はないでしょうか。
by nana_lark
| 2006-06-20 23:34
| 標識調査
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