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ヤマちゃん 空を飛ぶ
2009年 11月 07日
皆様、お元気ですか??
私は、なんとか元気にしております。 このブログを始めてから、だいぶ生活スタイルも変わり、 フルタイムで働くようになり、車もなくなり、 鳥見は、年に1度、 富士山へ行くのを楽しみにしている感じです。 先日、引っ越しを済ませました。 最近の出来事といえば・・・ 7月27日、ヤマちゃんが、初めて大空に飛び立ちました。 天国という大空へ向かって・・・。 突然の出来事でした。 (ヤマちゃんとは、盲目のハトのことです。 詳しくは、ホームページのヤマちゃんのページをご覧ください。) 野良猫や、カラスのいたずら防止に、すだれで囲っていたのですが、 入口だけは、本来のゲージのままでした。 水飲み場、(水浴び場)が入口近くにあって、 たまたま、いつものようにそのあたりにいたのでしょう。 外出中に、猫の手が伸び、ヤマちゃんを捕らえたのでしょう・・・。 ヤマちゃんは、目が見えず、伸びてきた手をよけることも できなかったのでしょう。 帰って着た時は、もう、散々なことになっており、 すぐに何かあったと、察知できました。 ヤマちゃんの傷は、とても直視できるものではありませんでした。 その日は、日曜日で、どこの動物病院もあいてませんでした。 車で、診療にきてくれるところをようやく探して、 とりあえず、これしかできないと、注射1本打ってもらいました。 手当するには、あまりに大きな傷だったのです。 次の日、ヤマちゃんは、瀕死の状態で、息をしているのもやっとのようでした。 会社を休み、動物病院に連れて行きました。 麻酔を使う体力は残っていない、手術をするなら、このままで・・ということでした。 ヤマちゃんの傷は、縫い合わせるというほどのものではなく、 内臓が丸出しのような状態で、それを麻酔なしで手術とは、拷問のようなものでしょう。 手術をして、治る可能性があるのなら・・・ 治って、大空を飛べるようになるなら・・・ 選択を迫られました。こうしている間も、一生懸命に、ひとつひとつ息をしていました。 安楽死を選択しました。 今まで、安楽死を、軽いイメージでとらえていましたが、 こんなに、選択をするのがつらいとは・・・。 もっとつらかったのは、注射をするときに、看護婦さんが、 ヤマちゃんを、持ち上げたときです。 つぶっていた目を開きました。「何?何?」という表情で 綺麗な つぶらな瞳をしていました。 今もその目が忘れられません。 ヤマちゃんごめんね、ヤマちゃんごめんね、ヤマちゃんごめんね・・・・ 何度言っても足りません。 瞳を閉じたまま、だんだんと、ヤマちゃんの顔がそっと下がっていきました。 ヤマちゃんごめんね、ヤマちゃんごめんね、ヤマちゃんごめんね・・・・ 助けてあげられなくてごめんね、幸せにしてあげられなくてごめんね・・・ どうか、今度こそ、思い切り、大空を羽ばたいて・・・ 真っ白な羽を拾って、ビンに入れました。 それから、朝ゲージに、行ってくるね、ということも、 ただいま、ということもなくなり、 しばらく片づけられないゲージは、静まりかえっていました。
by nana_lark
| 2009-11-07 17:46
| ひとりごと
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